高次脳機能障害を発症した場合、外見上普通に日常生活を送ることができるように見えても、実際には脳機能の障害のために適切な判断ができず、様々な問題を起こしてしまうことがあります。
たとえば、怒りっぽくなったり、不適切な発言をしたりする障害は、社会的行動障害と呼ばれています。
社会的行動障害のなかには、持っているお金を全て使ったり、必要がないのに高額な商品を購入する契約をしてしまったりするケースもみられます。
私たちは、これまで高次脳機能障害の依頼者やご家族からのご相談をお受けするなかで、浪費や不必要な契約に関するご相談もお受けしてきました。
いったん契約してしまっても、クーリング・オフ制度などの消費者を保護する制度を活用することが考えられます。また、成年後見制度や民事信託を利用することであらかじめ高次脳機能障害を負った方の財産管理をすることも考えられます。
高次能機能障害を発症されたご家族の財産管理についても当弁護団にお気軽にご相談ください。