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コラム・お知らせ

高次脳機能障害と夫婦関係

高次脳機能障害では、以前とは性格が変わったようになってしまうことが多く見られます。
そのため、ご本人はもちろんですが、一緒に生活するご家族も大変になります。
配偶者の方は、夫や妻がまるで別人にようになってしまったことに戸惑いながらも、私が支えなければいけないという強い思いから一生懸命頑張られています。

特に若いご夫婦の場合、ご本人への介助のみならず、それまで夫婦で分担していた仕事や家事、子育ても1人で行わなければならないようになり、多大な心労が重なり、思い通りにいかない夫婦生活に苦しまれ、夫婦関係が悪化していくことがあります。

そのような場合には、ご本人に両親など他のご家族がいらっしゃる場合には、他のご家族にサポートを積極的にお願いすることは有効な方法と考えられます。
お互いに距離を置いたら、心労が軽減して、夫婦関係が改善されたということもあります。
子どもを育てながら、高次脳機能障害を負ったご本人を配偶者1人で支えていくことはとても大変ですので、より多くの方にサポートをお願いされてみてください。