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専門の病院を受診する重要性

高次脳機能障害は、一見すると、普通の人と何ら変わりなく見えることも多いと思います。

交通事故で脳に損傷を受け、仕事をしばらくお休みになられた方がおられました。

1年程度の療養期間を経過し、主治医からは職場に復帰できるとの診断がなされたので、ご家族は不安を抱える中で一旦は職場に復帰されました。

しかし、実際に働いてみると、同時進行で複数のことを進めることができなかったり、仕事の手順を間違えたりして、うまく仕事を行うことができず、再び休まれました。

その後、専門の病院で入院検査を行い、高次脳機能障害であることが判明し、診断を受けられました。

病気の専門家である医師でさえも見逃してしまうのが、高次脳機能障害の難しさだと思います。

高次脳機能障害と診断がなされていなくても、脳が損傷を受ける出来事が発生したあと、ご家族が「以前と違うな」「最近変だな」と感じられたら、専門の病院での診察、検査を受けられて、適切な診断を受けられることをお勧めします。